患者さんに合わせた治療と説明

患者さんに合わせた治療と説明

例えば、患者さんが増えつつある糖尿病などもその一つで、糖尿病は生活習慣病と言われるように、患者さんの生活スタイルによって起きる場合が多いです。

食生活から言うと、食べ過ぎやお酒の飲み過ぎ、カップ麺などの可食により、偏った食生活などが原因とされる場合が多く、その治療方法は、日常の生活習慣を改善することが主体です。

でも、これまでの生活環境を変えることができずに、薬物治療に頼るケースが多いです。

糖尿病には、血糖値を下げる薬を使用しますが、飲み方や注射の方法を誤ると必要以上に血糖値が下がり過ぎてしまうことで、最悪死にいたることもありますので最善の注意を払わなくてはいけません。

もし、薬剤師が糖尿患者さんにたいして、薬効と服用方法だけしか説明しないとしたら、私は薬剤師として認めるとこは出来ませんし、一人ひとり生活習慣も異なり、食べる物も寝る時間も違います。

朝食をたべない患者さんがいるとしたら、毎食後に薬を飲んで下さいと言ったら、その患者さんは血糖値が下がり過ぎてしまい、危険な状態になることも予想されます。

これまでは、入院すると納得できる説明もないままに、点滴の針を腕にさされることもあったかもしれませんし、副作用の大半は注射薬であるように、内服薬異常に注意して薬を投与しなくてはいけません。

現在の入院患者さんに対しては、薬剤師が1人ひとり訪れて、点滴や飲み薬などの説明をするようになり、薬剤師は患者さんに関わる全ての薬について説明し同意を得ることも重要な仕事だと思います。

医薬品の指導

外来で渡された処方箋は、病院の外にある保険薬局へ持っていき、薬を薬剤師から受け取ることが一般的になりました。

その薬局では、他の医療機関での受診や体質、アレルギーなどの基本情報が患者さんごとに集められ、カウンターを挟んで患者さんと薬剤師がマンツーマンで薬の説明を行い、それと同時に薬の情報と記されている説明書を渡し、いろいろな情報を提供します。

この仕組みが取られる前は、数か所の病院に通院する患者の情報が医療従事者に共有されず、各病院から同じ薬が重複する事や、各病院から処方された薬の作用が重大な副作用をもたらすなど、危険な事例も幾つかありました。

そのような事故が起こらないためにも、現在では薬剤師による具体的な薬の説明のおかげで、回避出来るようになってきました。